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美しいモノ、おもしろいコト、あたたかいヒト。 重度知的障害を伴う自閉症スペクトラムの娘すずとの暮らしは、 それらを発見する小さな喜びにあふれる毎日です。 笑いと涙がてんこ盛の日々を気まぐれに綴ります。


by suzu-mama

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すず、5歳6カ月。保育園最後の1年は療育を多めに

年長の年には、療育保育園の方を週3日にしました。
公立保育園の行事や活動は年長さんともなるとより高度になり、集団行動が苦手、待つのが苦手なすずには、つらいことも多いだろう、就学前に身辺自立の訓練に力を入れたいだろう、ということから、療育保育園では「週5日でもいいですよ」と言ってくださったのですが、安心できるお友だちに囲まれて過ごす中で、模倣することがうまくなったり、はじめてのことや集団生活にも抵抗がなくなってきている、というように、公立保育園ならではのメリットもたくさん感じていて、何より、すずは、どちらにもとても楽しそうに通っていたので、両方の園を卒園させてあげたいな、と思いました。
両方のメリットとバランスを考え、両方の園の先生方に相談し、義父母にも1日負担が増えるけどあと1年、お願いします!と頼んで、みんなが賛成してくれて、週2日は公立保育園、あとの3日は療育保育園、というスタイルが実現したのです。

公立保育園では、2歳児クラスから一緒に育ったクラスメイトたちは、自分とすずの違いに疑問をいだきつつも、それを受け入れ、理解したい、仲良くしたい、といろいろ質問してくれたり、観察しながら対応してくれたりして、驚くほど自然に、ノーマライゼーションを実現してくれていました。
先生方も、すずが楽しめそうな内容かどうかを見極めながら、あるときは、一学年下の年中クラスで過ごし、あるときは加配の先生と過ごす、というように、臨機応変にすずの成長に合わせて対応してくださいました。

療育保育園では、週3日となり、スプーンで食事する、くつや服の脱ぎ着を自分でする、という身辺自立により力を入れて指導してくれて、すずは、家でもくつを自分で脱ぎ、靴箱にしまえるようになったり、スプーンも気が向けば食事全部を自分で食べられるようになりました。(家では甘えが出て、気が向かないことが多く、女王さまのように、ママやパパに食べさせて〜!!!と態度が激変しますが、外でがんばる分、家ではそれでOK、とOTの先生にも言われていたので、家ではママ、パパは執事状態です)

そんなわけで、すずの保育園最後の1年は、
笑顔あふれるきらきらとした時間になりました。

# by take-suzu_2016 | 2016-08-16 11:35 | 保育園まで | Comments(0)

すず、4歳6カ月。療育保育園にも通い始める


年中さんに上がる前に、以前から気になっていた、少人数制の民間の療育保育園に、公立の保育園と併用させてもらえないか、相談に行きました。

存在は知っていましたが、預かり時間が9:00-13:30、ということで、総合職正社員で働いていた私には時間的に無理だと諦めていたのですが、かかりつけの小児科にとびひの診察で行ったときに、先生がこうおっしゃったのです。

「おかあさん、とびひの心配より、すずちゃんの療育のことを心配した方がいいですよ。月2回のリハビリだけじゃなく、就学前にもう少しマンツーマンに近い形で療育を受けた方がいいですよ。すずちゃん、前よりも我慢がきかなくなってますよ」

療育保育園に行かせてあげたい、でも家計を支える身としては無理、高齢出産なだけに親(私の両親は早くに亡くなっているので義父母)も高齢で、送り迎えを頼むのも申し訳ない・・・。そう思って気にしつつも無理だと決めつけていたことを、信頼する小児科の先生に指摘され、はっとしました。「そうだ、1、2年のことだから、義父母に甘えてよいか聞いてみよう、療育保育園を見学してみよう」と急にエンジンがかかりました。

療育保育園に1日体験入園させてもらい、年中さんから週に2日、公立保育園と併用させてもらうことにしました。
日中一時支援を利用すれば、16:30まで預かってくれるのですが、それでも送り迎えは無理なので、義父母の家に朝早く送って行き、義父母に療育保育園の送り迎えをお願いし、私が帰ってくる時間まですずを見ていてもらう、というリレー方式で。本当にありがたかった!

はじめは実家に迎えに行っていたけど、すずが自宅の方が落ち着くし、私たちの夕食が遅くなるからと、途中からは迎えに行ったあと、うちで私が帰るまですずと待っていてくれるようになりました。
週2日、帰って玄関を開けると、じいじ、ばあばときゃはきゃは笑うすずの声が聞こえる。子育ての負担をかけて申し訳ないと思いつつ、幸せなひとときでした。

# by take-suzu_2016 | 2016-08-12 17:40 | 療育 | Comments(0)

すず、4歳6カ月。年中さんに進級

年少さんとなる年齢のときには、留年してもう一度2歳児クラスに入れてもらったすずですが、年中さんになるときには「元のクラスに戻ってみませんか」と保育園の先生方から言ってくださいました。

留年した年も、元のクラスと一緒に活動できそうなときには元のクラスで過ごさせてもらったり、小さな園なので、縦のつながりを大切にしてくれていたので、すずは本来の学年のお友だちとも、所属する一歳下のクラスのお友だちとも楽しく過ごさせてもらっていました。
その中で、すずが、元のクラスのお友だちといるととても嬉しそうで情緒が安定していると、先生方は気づいてくれていたのです。
私たち親から見ても、元のクラスのお友だちを見ると自分から寄って行ってにこーっと笑ったりして嬉しそうだなあと思っていたので、今回もありがたいご提案でした。

4月から、すずは本来の学年の年中さんに進級することになりました。

# by take-suzu_2016 | 2016-08-12 16:50 | 保育園まで | Comments(0)

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